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財形住宅貯蓄の貯めすぎに注意

家の購入代金の頭金に貯めこんでた財形住宅貯蓄を使おうとして、はまったので何が問題だったかを書いておく。 1.払出に時間がかかる 会社によるんでしょうけど、うちは一部払出は2回/月、解約は月に一度しか処理してくれないため、タイミングが悪いと全額払出が1ヶ月以上先になることも。 決済日を決めるときは払出がいつになるか確認しましょう。 2.土地代は適格(利子等非課税)払出の対象外 都市部の中古一戸建てだと家の代金の大部分が土地代になることが少なくないですが、その場合は建物代金分の少額しか払出されないなんて事態も。 土地代と建物代の内訳が明示されていない物件でも、決められた比率で建物代が算定されてしまいます。 この建物代限定払出は一部払出でも有効で、たとえ非課税限度を超過から5年以上経過してても一部払出金額は残額の9割か適格払出対象額のどちらか低いほうに制限されます。 3.適格払出ができるのは住宅取得後 一部払出(残額の9割まで)は売買契約書の写しがあればできますが、全額の適格払出には登記事項証明書の写しの提出が必要なので、必然的に払出できるのは住宅取得後になってしまいます。 私の勤める会社では財形の支援制度のおかげで定期預金なんかより断然お得だったため、うっかり大量にため込んでしまいましたが、非課税限度額を超過して5年以上経過している場合は住宅購入の証明なしで解約できる(※)ので、放置している人はいったん解約して別に運用することをお勧めします。 (※)目的外解約のペナルティの追徴課税は過去5年分のため、5年以上経過していると実質ペナルティなしになるため